

展示会
数々の経験から、見本市や展示会が、その場限りのプロモーションに陥りやすいことを懸念する一方、「これまで、イベント前からイベント後まで、継続的に情報発信できるようなツールがなかった」と漏らす川鍋氏。そんな時、ふとひらめいたのが3Dインターネット。Second Life をやってみて、直観的に“これは面白い”と思ったのだといいます。
瀧澤氏は、「見本市の現状を踏まえると、Webでもまだ出来ることはあるのではないかと悩みました。ただ、現場の“臨場感”を伝えていくことを考えたとき、平べったいもの(2D)ではなく、大きさや形状のリアルなところ、直感的なところに訴えかけるものがいいのではないかと考えたのです。その気がなくても、パッと目に入ったものが気になってブースに入っていき、メーカーの人と話しながらその商品の魅力にハマっていく…そんな感覚をメタバースで再現できるんじゃないか、そんなところに期待しました。」
「じつは当初、ある仮想空間サービスを利用する予定で進めていました。ただ、出展社様からデジタルデータをお預かりするので、自社サーバで完結できるのが理想でした。また将来的にWebブラウザ上で見せたい 、アカウントなしにメタバースへアクセスしたい 、といった希望もありました。川鍋さんと議論する中で、実現できなことや諦めていた機能があったのですが、3Di OpenSimならそれが実現できる、と考えたのです。」(瀧澤氏)
いま、準備段階にあるのが、ジェイ・エフ・コネクション 主催、Tスポット 制作・運営の3D仮想空間型見本市ウェブサイト「chanoma.biz」です。
「今は、一緒にやりませんか、コンテンツ貸してもらえませんか、とアプローチしている段階。まだ利益には至りませんが、具体的な3Dインターネットの活用法としてご提案しています。既に3社の出展が決定していて、例えば、モダンなデザインの下駄で知られる水鳥工業や、漆塗りの香水入れ(アトマイザー)など伝統文化と現代を融合させた製品づくりに取り組む山久漆工など、世界に誇る日本企業にご参加いただいています。」(川鍋氏)
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